探偵言いたい放題

ゲートボールは♪ルンルン♪

 浮気というものは、何歳になっても終わることがない"行動"なのであろうか?何歳になっても"青年のような若さ"とは素晴らしいことであろうが、この若さの秘訣が"浮気"しかも60歳をこえた 年齢となると問題である。いや、大変である。

ここに一つの方程式を導き出すことができる。
K=UK2 ⇒ 快楽=浮気×下半身2


 快楽とは、浮気の行動 × 下半身つまり性欲の二乗にイコールとなるのである。
 浮気人にとって、真の快楽とはこのような計り知れないほどのエネルギーを創り出すようである。だから、危険を冒してでもやめられないのであろう。
 この方程式で注目すべきところは、下半身の二乗である。
 つまりは、下半身が強靭な人のみこの方程式に当てはまるのである。
 この下半身の二乗は、なかなか難しい現実なのである。二倍ではなく二乗なのだから・・・尚且つ浮気というエネルギーに掛け合わされてしまう・・・
 このような60歳を超えても浮気ができるのは、このような理論からなりたつのであるが、しかし、高齢での浮気人はよくいるが、この理論に当てはまる真の快楽の人ではない。つまり、この方程式に当てはまる人材はなかなかいないということになる。
 しかし、今回の被調査人は、正しくこの方程式に当てはまる人物であった。
 私は、長年の調査データを基に、この方程式を導き出したもののなかなか当てはまる人にはお目にかかったことはなかった。
 やはりそんな人は、いるはずもないとも思っており、そうでありたかった。
 ところが、とうとう出現してしまったのである。快楽のモンスター(・・・・・)が・・・
 62歳でゲートボールにあけくれる「液基(えきもと) 強(つよし)」であった。
 液基は、週3回のゲートボールの練習を欠かすことがなかった。
 依頼人である妻の「緒和理(おわり)」は、次のように話していた。
 「ゲートボールの日は、主人はいつもはつらつとしているんです。楽しくて爽快だ!と言わんばかりの態度なんです。恐らく、ゲートボールに来ている誰かと関係をもっているに違いない…」
 私は、とっさに思った。楽しい。爽快。まさか・・・快楽???
 私の脳裏に、過去のデータから導き出したあの方程式が浮かび上がってきた。

K=UK2 ⇒ 快楽=浮気×下半身2


 話しを聞く限り、当てはまるのである。現実には、当てはまらないであろうあの方程式が…
 しかし、この方程式で一番ポイントとなり、現実的にも難しいのは、下半身の二乗である。
 つまり、今回のケースでは、ゲートボールの女となると、60歳以上の女となる。この次元において、果たして下半身の二乗という激しい性行為が可能なのか・・・???
 具合が悪くなり頭がおかしくなりそうなので余計なことは考えずに調査に取り掛かることにした。
 調査を開始すると液基は、予定通り、ゲートボール場に向かった。
 ところが、ゲートボールを始めて1時間もしないうちに切り上げて何処かへ行った。すると車で15分程行った住宅街の外れにある家に行った。
 その家には、3時間程中にいた後に帰ったのであった。
 次の調査でも同じ行動をした。裏をとってみると、その家には、42歳になる未亡人が1人で住んでいた。この未亡人、5年前に夫を無くし、また、子供も今は家に住んでいないようであった。
 正しく、これが浮気相手だったのである。そして、あれは、2回目の調査の時であった。1階の2人がいるであろう部屋のすぐ近くにちょうど人目につかない空き地があったのでそこに張り込んで中の様子を伺おうとしたその時であった。カーテンだけ閉めて窓の開いた部屋から激しい快音が響き放出されていた。

 「ア~~~ん・・・・・・」「ウウウ~~~・・・・・・」

 そう、激しいあれ(・・)を2人はしていたのである。

 それは、二人合わせた年が104歳の声ではなかった。
 私は思った。これだ・・・
 これが、下半身の二乗だ~―と。
 真実が明らかになるのと同時にあの理論方程式の証明がなされることになったのであった。
 後日、研究の成果を確認するため、方程式に調査ファイルのデータを当てはめてみると結果はやはり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・